AIが作った記事を公開前に直す手順|保存原稿で確認した5つのポイント

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AIが作った記事を公開前に直すときは、語尾より先に、結論・数値・体験談・出典を確認すると整理しやすくなります。文章が自然でも、書かれた事実や使用経験まで正しいとは限らないからです。

ハコブネログでは、2026年8月にラクリンで生成した本文と、そのときの検証ログを保存しています。今回はその文章を編集の題材に、公開までの確認を五つに分けました。新しく生成速度を測り直した記事ではなく、保存原稿を見直した編集例です。

誰の疑問に答える記事かを一文にする

最初に「誰が、何を判断できれば読み終えられるか」を決めます。たとえばAIライティングツールの記事なら、「初めて使う人が、無料で下書きを試す前に確認することが分かる」という形です。

この一文と関係しない説明は、詳しくする前に削るか別記事へ移します。初心者向けの導入記事に、企業のチーム管理や大量運用の話まで並べると、読者が必要な手順を見失いやすくなります。

生成文の断定を、確認できた範囲へ直す

保存した生成本文には、無料版と有料版の違いを「回数・機能の幅・安定した品質」として説明する箇所がありました。しかし、その原稿には品質差を測った比較条件や結果がありません。料金が高いことと、完成原稿の質が安定することは、そのまま結び付けられません。

生成文にあった説明の要旨 確認すること 編集後の考え方
有料版は安定した品質で出力しやすい 同じ入力で品質を比較した記録があるか 料金表で確認できる回数・機能の差と、未検証の品質差を分ける
無料版は商用利用が制限される場合がある 対象サービスと、該当する利用条件を特定できるか 対象を示せなければ一般論を外し、試すサービスの条件を確認する手順にする
導入すれば集客や売上につながる 今回の検証で集客や売上まで測ったか 検証していない成果を、使用効果として書かない

たとえば品質差の箇所は、「無料版と有料版は、生成量や使える機能が異なります。文章の品質は、同じ題材で出力して確認する必要があります」と直せます。これは特定のプランの優劣を決める結論ではなく、確認できていない比較を断定しないための編集例です。

数値には、いつ・何を測ったかを添える

検証ログには、ラクリンの本文機能で2,798文字を生成し、表示残量が17,464から14,802トークンへ変わった記録があります。差は2,662トークンです。2026年8月15日、生成済み構成の最初の8見出しを入力し、事前学習を使わなかった条件での結果です。

ここから書けるのは、その条件での消費量です。「記事1本は必ず2,662トークン」「完成まで55.8秒」とは書けません。55.8秒はログにある本文生成の待ち時間で、出典の確認や編集、画像の準備、投稿にかかった時間を含まないためです。

料金や無料枠を紹介する場合は、過去の計測日と公式条件の確認日を分けます。実測の詳しい条件は、ラクリン無料版の7機能を試した記録にまとめています。

体験と出典を、文章の外にある記録で確かめる

「使ってみました」「初心者でも迷いませんでした」と書かれていたら、誰がどの画面で何をした記録なのかを確認します。資料を読んだだけなら「公式ではこの手順が案内されています」と書き分けます。試していない操作を、本人の体験として補うことはできません。

出典はURLが開くだけでは足りません。引用先に同じ数値や条件があるか、対象の商品やプランが一致するかまで見ます。別商品の説明や、過去のキャンペーン条件を、現在の通常版の根拠に使わないようにします。

AIに確認を頼む場合は、次のように範囲を絞れます。

本文の事実・数値・体験の主張を抜き出し、それぞれに必要な根拠を一覧にしてください。提示した資料にないことは「未確認」とし、新しい体験や出典を補わないでください。

この依頼で作った一覧も確認用の下書きです。AIが「確認済み」と返しただけで、原文との照合を終えたことにはなりません。

最後に日本語・リンク・公開画面を見る

事実を整えた後で、同じ説明の繰り返し、長い一文、必要以上の断定を直します。保存原稿にある「必ず確認しましょう」のような表現も、何を確かめると判断しやすいのかに置き換えると、読者が理由を理解しやすくなります。

  • タイトルと冒頭の答えが一致しているか
  • 表の数値と本文の説明に食い違いがないか
  • 画像や引用に使用できる根拠があるか
  • リンク先が実在し、リンク文の疑問に答えているか
  • WordPressのプレビューで見出し・表・改行が読めるか

Googleも、生成AIを使った内容について正確性・品質・関連性を重視し、本文だけでなくタイトルや画像の代替テキストなども確認するよう案内しています。これは確認した記事が上位表示されるという保証ではありません。

公開前に残す確認メモ

項目 残す内容
記事の目的 誰のどんな疑問に答えるか
実測 日付・環境・入力・結果・未検証の範囲
公式情報 URL・確認日・対象商品とプラン
未確認事項 公開前に解消するか、その主張を外す
公開画面 見出し・表・画像・リンクを確認した結果

AI記事の修正は、言い回しを人間らしく変えるだけでは終わりません。読者の疑問に答え、説明と根拠が対応している状態まで整えると、何を公開してよいか判断しやすくなります。ツールごとの生成後の確認点は、無料AIライティングツール3社の実測記事でも比較しています。

参考:Google 検索の生成AIコンテンツに関する案内(2026年10月18日確認)。生成文の編集例は、2026年8月15日に保存したラクリンの本文と実測ログに基づきます。