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AIライティングツールをいくつか調べていて、料金表を並べたところで手が止まりました。
あるツールは「20,000トークン」と書いてあり、別のツールは「50,000文字」。単位がまったく違うので、どちらが安いのか分かりません。ついでに言うと、トークンが何なのかも最初は分かりませんでした。
結局、各社の公式サイトを読み込んで、「1記事書くのにいくらかかるのか」に計算し直すことにしました。その結果をまとめます。
料金の単位がそもそも違う
比べにくい原因は、課金の考え方が3社とも別物だからです。
ラクリンはトークン制。独自のポイントを消費していく方式で、機能を使うたびに減ります。公式のFAQによると、消費量を決めているのはラクリン側ではなくAIの提供元であるOpenAIとのこと。つまり、使う機能や文章量によって減り方が変わります。
トランスコープは文字数制。「月50,000文字まで」という区切りなので、こちらは分かりやすいです。
AIブログくんは記事数制。月に何記事投稿できるかでプランが分かれます。記事の投稿まで自動でやるサービスなので、記事単位で数えるのが自然なのでしょう。
同じ「AIライティングツール」という括りでも、売っているものが違うということです。ここを踏まえないと、料金だけ見て判断を誤ります。
ラクリン
ブログ記事の作成に特化したツールです。
| プラン | 月額(税込) | トークン | 記事数の目安 | 1記事あたり |
|---|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 20,000 | 約2記事 | 0円 |
| シルバー | 4,980円 | 200,000 | 約50記事 | 約100円 |
| ゴールド | 9,980円 | 600,000 | 約150記事 | 約67円 |
| プラチナ | 29,980円 | 2,000,000 | 約500記事 | 約60円 |
公式サイトに「1記事あたり約100円」といった記載があったので、そのまま載せています。
目を引いたのは、フリープランがクレジットカード登録不要で永久無料だという点です。よくある「30日間無料」ではなく、期限がありません。月2記事程度で足りるなら、費用ゼロのまま使い続けられる計算になります。
機能は17種類あって、キーワード調査から見出し作成、本文、リライト、誤字脱字チェックまで揃っています。FAQの構造化データを作る機能まであるのは、他ではあまり見かけません。
それと、公式がアカウント共有を認めています。チームで1つのアカウントを使い回してもいい、と明記されているのは珍しいと思います。
読んでいて気になった点
FAQを読み込んでいたら、注意しておきたい記述がいくつかありました。
まず、トークンは繰り越せません。使い切れなかった分は翌月に消えます。
それから、解約すると30日間は再登録できないとのこと。悪用防止のためと説明されていますが、無料プランで試して一度やめて、また使いたくなったときは1ヶ月待つことになります。
あと、実行してから結果が返るまで1〜2分かかることが多い、とも書かれていました。待ち時間はそれなりにありそうです。
トランスコープ
SEOに強い文章を作れることを掲げているツールです。
| プラン | 月額(税込) | 生成文字数 | 1文字あたり |
|---|---|---|---|
| Free | 0円 | 4,000文字 | − |
| Basic | 11,000円 | 50,000文字/月 | 0.22円 |
| Pro | 38,500円 | 250,000文字/月 | 0.154円 |
| Enterprise | 66,000円 | 600,000文字/月 | 0.11円 |
1記事5,000文字として計算すると、こうなります。
| プラン | 月に書ける記事数 | 1記事あたり |
|---|---|---|
| Basic | 10記事 | 1,100円 |
| Pro | 50記事 | 770円 |
| Enterprise | 120記事 | 550円 |
ラクリンの10倍前後です。数字だけ見ると高く感じます。
ただ、これを「割高」で片付けるのは違うと思いました。トランスコープには文章生成以外の機能が入っているからです。
競合サイトの分析、検索順位の調査、キーワード選定、CSVでの情報学習、音声の文字起こし。公式サイトも「ご利用中のSEOツールを解約してコストカットできる」という打ち出し方をしていて、ライティングツールというよりSEOツール一式に近い立ち位置です。
すでに別のSEOツールに月額を払っている人なら、統合して考えると印象が変わるかもしれません。逆に文章を書くことだけが目的なら、機能を持て余すことになります。
無料版については、1つ注意点があります。Freeプランは4,000文字まで生成できますが、利用期限が1週間と明記されていました。ラクリンの永久無料とは性質が違うので、試すなら期間内に集中して触る必要があります。
AIブログくん
これは他の2つとかなり違います。記事を書くのを手伝うのではなく、作成から投稿までを自動でやってくれるサービスです。
WordPressと連携させてキーワードを設定しておくと、記事の作成、画像の挿入、タイトルやメタディスクリプションの設定、Googleへのインデックス送信まで自動で進むとのこと。4,000〜8,000字の記事を、月に最大50件投稿できると書かれています。
プランはLite・Starter・Maxの3段階と法人向けがあるようです。ただ、料金がいくらなのかは分かりませんでした。
公式サイトのトップページに料金表が見当たらず、特定商取引法に基づく表示のページを見ても「本ウェブサイト上で各サービスに表記された価格」と書かれているだけで、具体的な金額の記載がありません。無料登録して管理画面に入らないと確認できない作りのようです。
比較する側としては、ここは正直やりにくいところでした。他の2社は公式サイトに料金表を掲載しているので、登録前に判断できます。金額を知るために登録が必要というのは、検討段階では引っかかる人もいるかもしれません。
無料で3記事まで受け取れるので、それを試しながら料金を確認する、という順番になります。
ただ、自動生成された記事をそのまま公開するのは、個人的には慎重になったほうがいいと思っています。公式のFAQにも「AIによって生成された情報には誤りが含まれる可能性があります。記事の最終的な確認はしていただくようにお願いいたします」と書かれていました。下書きとして投稿する設定もあるので、目を通してから公開する運用が現実的でしょう。
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3つを並べる
| ラクリン | トランスコープ | AIブログくん | |
|---|---|---|---|
| 課金方式 | トークン制 | 文字数制 | 記事数制 |
| 無料プラン | あり(永久) | あり(1週間) | あり(3記事) |
| 最安の有料プラン | 4,980円 | 11,000円 | 非公開 |
| 1記事あたりの目安 | 約100円〜 | 約550〜1,100円 | 非公開 |
| SEO分析機能 | キーワード調査 | 競合分析・順位調査 | キーワード分析 |
| 自動投稿 | なし | なし | あり |
| 主な用途 | 執筆の効率化 | SEO込みの記事制作 | 運用の自動化 |
結局どれを選ぶか
まず試したいだけなら、ラクリンのフリープランでいいと思います。クレカ登録も不要ですし、期限もないので、気が向いたときに触って合わなければ放置しておけます。ただ解約すると30日間戻れないので、アカウントを削除する前には少し考えたほうがいいでしょう。
月に数十記事を書くつもりなら、ラクリンのシルバーが現実的な線です。1記事あたり約100円。ただしAIが出した文章をそのまま公開するわけにもいかないので、実際には手を入れる時間が別途かかります。それも含めて100円が高いか安いかを判断することになります。
SEOツールを何か契約している人は、トランスコープと統合してコストを比べてみる価値があります。競合分析や順位調査が含まれた価格なので、別々に払っているものをまとめられるなら、単価の印象は変わってくるはずです。
運用の手間そのものを減らしたいならAIブログくんですが、料金が公開されていないので、まず無料登録して確認するところからになります。生成された記事の確認も必要なので、完全に手放しというわけにはいきません。
ツールを入れれば成果が出るわけではない
最後にひとつだけ。
Googleは、AIで書いた文章そのものを問題視してはいません。評価するのは読む人の役に立つ内容かどうかだと明言しています。トランスコープの公式サイトでも同じ説明がされていました。
ただ実際のところ、どこにでもある情報を焼き直しただけの記事は、AIが書いたかどうかに関係なく評価されにくいと思います。ツールを入れたから成果が出る、という話ではありません。
自分にしか書けない部分があって、そこに至るまでの構成づくりや下書きを効率化したい。そういう使い方なら、こうしたツールはかなり助けになるはずです。
まとめ
料金の単位がバラバラなので比べにくいですが、「1記事あたり」に換算すると差がはっきりします。ラクリンが約100円、トランスコープが550〜1,100円。ただし後者はSEO分析機能を含んだ価格なので、単純な高い安いでは判断できません。
まずは自分が月に何記事書くのかを決めてから選ぶと、迷わずに済むと思います。
※本記事の料金情報は2026年8月時点で各公式サイトを確認したものです。改定される可能性があるため、契約前に最新の情報をご確認ください。